なんとなくコラム

01/11/24(土)
さかあがり

近所の公園を通りかかったとき、鉄棒でさかあがりの練習をしている女の子がいた。
何度も何度もがんばっている姿が、微笑ましい。
でも、なかなかうまくできない。

「よっしゃ、おじさんが教えてあげようか…」と思って近くまで行ったんだけど、ちょっと考えてしまった。
「さかあがり」って、どうやって教えるんだ？

お尻を支えて強引に持ち上げて、体を回転させてあげればいいのか？
小学生のとき、先生がそういう風に教えてたけど、そんなんでさかあがりのコツがわかるとは思えなかった。
かといって、他にいい方法はないし…。
う～ん。

僕は、さかあがりをどうやって覚えたんだろう？
さかあがりができないときって、自分の体が重くて、なんで体がクルリと鉄棒を回るのか全く理解できなかった。
小学生的には、かなり難しい物理学だったと思う。（大げさか？）
未だに理解できてないけど…。

でも、さかあがりって一回できてしまえばその後はなんてことはない。
逆に、何でできなかったんだろう？って思えるくらい。

結局、女の子に声をかけずに帰ってきた。

今、思う。
あのとき、女の子にさかあがりを教えなくて正解だったと…。
小学生の女の子のお尻を持ち上げてさかあがりを教えている姿って、かなりロリな変質者っぽいよね。
女の子の親が見たら、慌てて走ってくるだろうな。僕のところに。
「いや、僕はただ、さかあがりが出来るようにしてあげたくて、つい…」
すっごい言い訳っぽい。

これがキッカケで、小さな女の子に興味を持ってしまったら…。
おー、危ない、危ない。

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