なんとなくコラム

02/10/19(土)>
辛い韓国料理

表参道にあるとある部屋でお仕事。
…といっても、５～６人がおしゃべりしているのを、ジュースを飲みながらマジックミラーの裏側から観察する仕事。
まぁ、「覗き」みたいなものか。

帰りに韓国料理を食べて帰った。
辛すぎ。辛すぎですよ。コーリアン。
全部、食べきれなかった。
胃が、浮きだってるっていうか泳いでるっていうか、そんな感じになった。
電車の中でも、胃が勝手に上ずってた。

家の最寄駅で降りた。
ちょっとヤバイかなーと思ったけど、自転車に乗って帰った。
ちょっと小雨。

自転車に乗ってたら、あのヤバイが来ました。
「ヤバイ。早く帰らなきゃ！」
落ち着いてペダルなんてこいでられない。
ペダルを早く回す。
今度は、サドルに座っていられなくなってきた。立ち漕ぎだ。

「うっ」

危険を察知すると、肛門を内側から絞り上げるように引っ張る。
ペダルを回していられない。
全身に緊張感。硬直。

「くーっ」

そのまましばらく耐える。自転車が音も無くスーと走る。
便意が弱まると、またペダルを回す。
立ち漕ぎと、ペダル停止を繰り返す。
鳥肌が全身を覆う。

「もう、ダメかも…」

何度もそう思いながらも、ここで漏らしたら一生の恥。
小さな声を出しながら自転車をこぐ。

「がーんばれ。がーんばれ。がーんばれ…。」

自転車をこぎながら、願う。
「横から自転車とか飛び出してくるなよー」
「急ブレーキとか、させるなよー」
「俺にぶつかってくるなよー」
「ぶつかったら、確実に漏れるぞー」

最後の力を振り絞って、そして慎重に慎重を重ねて、勢いよくそしてやさしく、急坂を駆け上がる。
慌しく自転車を放りなげ、家に飛び込み、背負っていたザックを投げ捨て、トイレに飛び込む。

「ふー、間に合った…」
この開放感。

これだから下痢はやめられん。

驪↓ 戀目次麗↑