05/9/2(金)
ダイビングでみた夢
入社して、まだ間もない頃…。
給湯室の前で、Ａ子（同期、からだデカい、おまけに豪快）に声をかけられた。
「あー、そうだ、平井さーん。今度ダイビングに行くんだけどさぁ、一緒に行かない？」って、気だるそうにタバコをスパーっと吹かしながら横目で誘われたんです。
「えっ、ダイビング？行きたい、行きたい。あっ、でもライセンス持ってないよ」
「いいの、いいの、そんなの。体験ダイビングだってあるんだからさぁ」
と言いながら、タバコをスパーっ。
…ということで、連れて行ってもらうことになりました。
しかし、ダイビング前日、僕は朝まで遊びほーけていて始発の電車で帰ってきた始末。
車で迎にきてくれることになっている約束の時間まで、わずか１時間。
１時間寝るか。いや、ここで寝たら絶対に起きれない。
そこで思いついたのが、約束した待ち合わせ場所で寝ること。
これなら絶対に彼女が起こしてくれるはず。
…ということで、道路の脇に寝転んで爆睡。
「平井さーん。そんなトコで寝てちゃダメでしょー」と言われて、起こされた。
クルマに乗り込むと、彼女のほかに女性が２名。
同期のＢ子と、憧れの先輩のＣ子さんが笑顔で
「平井クン、おはよーっ！」
うわっ。ダイビングの話にのって良かったー。
こんなサプライズがあるとは！！
もう、僕はＣ子先輩と同じクルマの中にいるというだけで、興奮して鼻血が出そう。
とても女の子とは思えない豪快な運転をするＡ子。
右手を開いてハンドルをくるくる回しながら、左手にはタバコ。スパーっ。
一般道を100km/hで、飛ばす飛ばす。クルマ、じゃんじゃん、追い抜く、追い抜く。
Ｃ子先輩は、同じフロアの別室で働いている女性。
彼女と僕は、違う仕事をしているので、廊下ですれ違うときに見かける程度。
もちろん、彼女と話をしたこともなく、まさに憧れの美人ＯＬ。
彼女は、この横浜のオフィスに移動してくる前は丸の内のオフィスにいたので、まさに純粋な丸の内ＯＬなのだ。
この漂う気品はなんだ？
大人の世界を知らない新入社員には、たまんないっすよ。
でも、実際に会って話してみると、かなり天然も入っていて、とても気さくでチャーミング。
彼女の印象が僕の中で更に良くなって、
「あぁ、お姉さん。もう僕をどうにでもしてっ。お願い！」ってな気分。
魂（たましい）、吸い取られましたよ。
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ダイビングは、２本潜りました。
２本目は、Ｃ子先輩とも一緒に潜れて幸せー。な僕。
陸に上がり、あー楽しかった。と満喫していたら、Ｃ子先輩の声が…。
「ねぇ、平井クン、お願い。こっちに来て。」
「あっ、どうしたんですか？」
「ウェットスーツが脱げないの。脱がしてもらってもいい？」
えっ、そんなＣ子先輩を脱がすなんて…。（興奮！）
ウェットスーツと格闘し、なんとか上半身が見えてきた。
そしたら、中から出てきたのは、スタイル抜群なＣ子先輩の生肌。
しかも、豊満な胸。
そして、な、なんと、ビ、ビキニじゃないですかっ！
今は当たり前のようにビキニの水着が流行ってますが、当時はワンピース全盛の時代。
「ビキニなんて、とても着れない。無理、無理、絶対無理。」
と言われていた時代なのだ。
今ビキニを見るのと、当時にビキニを見るのでは、インパクトが全然違うのです。
そこんとこ、理解してね。
蛍光イエローの布地の少ない三角ビキニが、出てきた。今みたいに分厚いパッドなんか入ってないビキニですよ。
Ｃ子先輩の胸に顔をうずめるような格好で、ウェットスーツをくびれたウエストまで脱がし、更にヒップへ。
お尻に手をかけ、ウェットスーツを脱がそうとするのだが、なかなかヒップを抜けられない。目の前は、Ｃ子先輩の胸。
廊下で見かけるだけの憧れのＣ子先輩が、今は僕の腕の中に…。
もう、頭、くらくら。
なんとかヒップを脱がすと、これまた布地の少ないビキニが出てきた。
太ももを通り過ぎ、ふくらはぎまでウェットスーツが脱げてきた。
目の前には、Ｃ子先輩のヒップが…。
「平井クン、脱がせてくれてありがとう」
「あっ、いえ、そんなことないです」
なんて幸せな男なんでしょう。僕は。
もう、死んでもいいかも。
いや、このまま死なせて。お願い。
遺言： Ａ子、ありがとう。
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